東日本大震災復興支援活動（神無月）
10月24日、25日、宮城県石巻市鎮座「金華山黄金山神社」にて、神道青年全国協議会の会員と東日本大震災復興支援活動を行った。
24日、午前6時に富山県を出発し、午後3時すぎに金華山へ渡る石巻市鮎川港に到着。午後4時に海上タクシーで金華山に移動。港では黄金山神社の皆様に迎えていただき、神社へ移動。全国からの参加者32名が揃い、正式参拝を行った。
参拝では護摩木を焚いて修祓がはじまり、黄金が産出され嘉賞される聖武天皇の詔書を賀（ことほ）ぐ大伴家持の歌、『天皇（すめろき）の御代榮えむと東なるみちのく山に金（くがね）花咲く』を舞にした「いやさかの舞」が奉納された。
その後、参集殿で夕食を兼ねた懇親会を行い、1日目は終了した。
25日は午前6時30分より境内清掃。午前8時30分より活動が始まった。
課せられた活動は、頂上にある大海祇（おおわだつみ）神社修復の為の、木材やコンクリート用の資材運びであった。
新たに運ぶ資材と、6月に東北地区協議会の会員により五合目まで運ばれていたコンクリート用の土嚢袋などを、「背負子（しょいこ）班」と「バケツリレー班」とに分かれて頂上を目指し運んだが、全てを運びきる事は出来なかった。
貯水池に溜まった土砂の除去など、依頼された支援活動はまだ多く残ったままである。一人でも多くの支援により作業が達成される事と、一日でも早く震災前に復興される事を只管お祈り申上げる次第である。（栂野高広）
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