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Archive for 8月, 2014

東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)

8月4日(月)・5日(火)、北陸神道青年協議会では初めてとなる、福島県警戒区域解除地区神社での東日本大震災復興支援活動を行いました。

◇実施神社:福島県双葉郡浪江町鎮座 諏訪神社 木幡輝秋宮司

今回の復興支援活動は「心の復興」と「神社の復興」を目的に、4日は福島県神道青年会の皆様と懇親を深め、5日は地震で倒壊した本殿の解体作業に全力を尽くしました。

4日の懇親会では、福島県神道青年会の会員有志より心温まる「おもてなし」をいただき、隣同士の「東北」と「北陸」が共に結束を深め、共に復興に向け歩む事を確認する貴重な場となり、5日の活動では前日の勢いそのままに解体作業が行われ、当初、本殿のみの解体作業ではありましたが、瞬く間に作業が進み、拝殿の解体も続けて実施しました。

これも偏に、これまで北陸の先輩方が築き上げられた「復興に強い北陸」が実を結んだ結果だと思います。

結びに、今復興支援に参加いただきました北陸の会員をはじめ、復興に向け忙しい時間を割いて段取り下さった福島県の皆様に厚く御礼申し上げます。

(長谷川宏幸)

東日本大震災復興支援活動(北陸神青協) 東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)
東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)

神社神報より(平成26年8月18日)

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東山神社復興支援活動

7月19日深夜から20日未明にかけて県内を襲った記録的豪雨は、大きな被害をもたらした。なかでも観測史上最大の雨量を記録した魚津市の被害は大きく、市内各地で土砂崩れが相次いだ。

魚津市東山に鎮座される東山神社(田代真章宮司)では、本殿裏の土砂崩れによって社殿がことごとく倒壊し、御神体も土砂に流されてしまった。復興支援のために現場に到着したときは、被害状況が予想以上に酷く、言葉を失ってしまうほどであった。

東山神社復興支援活動

当神社は、保元年間に創祀され、大正3年(1914)に近隣の7社を合祀して東山神社と改称されたお社で、全国の神社で唯一、山崩れ止めの神である「壊止大神(くずれどめのおおかみ)」をお祀りしている。

神社近辺には、民家が立ち並んでいたが、人身や民家への大きな被害や損害はなく、近隣住民の方々は「神様が守って下さった」とおっしゃっていた。

7月24日、富山県神道青年会では、東山神社周辺の復興・復旧作業に取り組んだ。

東山神社復興支援活動

流された御神体の捜索に重点を置き、本殿が流されたと考えられる地点での作業では、捜索の結果、御神体7柱を掘り出し、発見することができた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

前日までに掘り出された御神体と合わせて18柱の御神体は神社近くの東山公民館に運び込み、室内の一角を壁代等で装飾し、安置した。また同日夕刻よりは、氏子の方々のご参列のもと、東山神社の田代宮司と寺田祢宜、そして、我々青年会の会員によって仮遷座祭を斎行。4名の氏子さんには、氏神様の御魂をお遷しする際の絹垣を奉持いただき、仮の御座にお鎮まりをいただいた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

最後に、山浦尚(やまうらたかし)東山区長が「多くの御神体が家の近くで見つかった。私たちを守ってくださった」とあいさつし 、氏神様にあらためて感謝した。

(魚岸一弥)

東山神社復興支援活動

北日本新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

富山新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

神社新報より(平成26年7月28日)

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