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東山神社復興支援活動

7月19日深夜から20日未明にかけて県内を襲った記録的豪雨は、大きな被害をもたらした。なかでも観測史上最大の雨量を記録した魚津市の被害は大きく、市内各地で土砂崩れが相次いだ。

魚津市東山に鎮座される東山神社(田代真章宮司)では、本殿裏の土砂崩れによって社殿がことごとく倒壊し、御神体も土砂に流されてしまった。復興支援のために現場に到着したときは、被害状況が予想以上に酷く、言葉を失ってしまうほどであった。

東山神社復興支援活動

当神社は、保元年間に創祀され、大正3年(1914)に近隣の7社を合祀して東山神社と改称されたお社で、全国の神社で唯一、山崩れ止めの神である「壊止大神(くずれどめのおおかみ)」をお祀りしている。

神社近辺には、民家が立ち並んでいたが、人身や民家への大きな被害や損害はなく、近隣住民の方々は「神様が守って下さった」とおっしゃっていた。

7月24日、富山県神道青年会では、東山神社周辺の復興・復旧作業に取り組んだ。

東山神社復興支援活動

流された御神体の捜索に重点を置き、本殿が流されたと考えられる地点での作業では、捜索の結果、御神体7柱を掘り出し、発見することができた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

前日までに掘り出された御神体と合わせて18柱の御神体は神社近くの東山公民館に運び込み、室内の一角を壁代等で装飾し、安置した。また同日夕刻よりは、氏子の方々のご参列のもと、東山神社の田代宮司と寺田祢宜、そして、我々青年会の会員によって仮遷座祭を斎行。4名の氏子さんには、氏神様の御魂をお遷しする際の絹垣を奉持いただき、仮の御座にお鎮まりをいただいた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

最後に、山浦尚(やまうらたかし)東山区長が「多くの御神体が家の近くで見つかった。私たちを守ってくださった」とあいさつし 、氏神様にあらためて感謝した。

(魚岸一弥)

東山神社復興支援活動

北日本新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

富山新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

神社新報より(平成26年7月28日)

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