東日本大震災復興支援活動(11月)
11月7日(月)、神道青年全国協議会「東日本大震災」復興支援ボランティア活動が行われ、当会から8名が参加いたしました。 今回の復興支援には全国から総勢107名の会員が参加し、宮城県で特に震災被害が大きい石巻市や南三陸町などに分かれ活動。当会は宮城、福島、山形、長崎、鹿児島県神道青年会の皆さんと、南三陸町戸倉字長清水に鎮座する二渡神社の清掃奉仕をさせていただきました。
活動前に佐藤正典祢宜さんより震災発生時の話をしていただき、大きな衝撃を受けました。 長清水の集落約9割が津波によって冠水し、37戸あった家屋のほとんどが流された事。午後2時46分の地震直後だけではなく、停電し真っ暗闇になった深夜にも同規模の津波が襲いかかった事。もともと南三陸町は震災に強い地域と地元では認知されていた事など、報道されていない過酷な状況が説明されました。
活動では各県の会員が協力し、側溝の清掃、瓦礫拾い等を全力で行いました。
また、津波によって被害を受けた二渡神社の祈祷所では、大工さんが修繕をしておられました。しかし、祈祷所はいずれ津波が及ばない高台に新たに設ける為、修理している祈祷所は限定的であります。それでも、1日も早くご祈祷ができる環境を整えたいという思いから、急ピッチで作業が行われています。
続いて南三陸町で被害者の多かった海岸で黙祷を捧げ、最後に佐藤祢宜さん、福島県神道青年会・村上真也会長さんより次の言葉をいただきました。 「これからも被災地の現状を1人でも多くの方に知っていただきたい。そして1人でも多くの人に気に掛けていただく事が、被災者の力になります」と。 その言葉を胸に、今後も被災地に赴いての支援、そして被災地の現状を知っていただく支援も続けて行きたいと思います。(長谷川宏幸)
Related posts