暑気祓い~しょきばらい~
8月27日(土)午後6時から、当会の恒例行事となっております「暑気祓い」を行いました。なお「暑気祓い」とは読んで字のごとく、「パァーッとお酒でも飲んで暑さを吹き飛ばそう!」って事なのです(たぶん・・・)。ですが当日の気温は27度とあまり暑くない日となり、やや物足りなさがありました。
「夏の暑さもお盆を過ぎれば」と昔から言いますが、本当に今年の夏はそんな感じがします。この「お盆」ですが、地域によって7月(新暦)のお盆と8月(旧暦)のお盆とで違いがあります。自分の地域はどちらか分からない場合は、「七夕」を何時行っているかで判断するのが良いと思います。
ではなぜ「七夕」なのかと申しますと、現在の「七夕」は「星に願いを」が主流です。諸説ありますが中国の牽牛星と織女星の「星伝説」と、日本の棚機つ女(たなばたつめ)の「乞巧奠(きっこうでん)」とが合わさったという説が有力かと思います。
「乞巧奠」とは祭壇を設けて針や機織り機、楽器をお供えしたり、また梶の葉に願い事を記す(現在の短冊に願い事を記す原型)など、機織りや芸事の上達を祈る事です。更に「乞巧奠」にはもう1つ意味があり、川辺に小屋と竹を建て、小屋の中に祭壇(乞巧奠)を作り機織りをして、お盆に帰郷する先祖の御霊に織物をお供えしました。
「竹」はお正月で言う門松と一緒で、先祖の御霊がおりる目印です。織物は真新しい召し物で家にお迎えするという意味で、そこから迎え火で家へと案内し、お帰りには送り火で川辺に案内します。この事から、七夕を7月に行っている地域は7月のお盆、8月ならば8月のお盆となります。
皆さん勉強になりましたか・・・?
話はそれましたが、今年の「暑気祓い」は会員11名が集まりバーベキューを行いました。牛肉、ホルモン、焼き鳥と・・・「肉フェスティバル」と位置付け、筆者はお酒よりお肉に走ってしまいました。「暑さを・・・」ではなく「暑かったね・・・」となり、この夏の行事を振り返り楽しいひと時となりました。お腹いっぱい胸いっぱい、英気を養い明日からまた頑張ります。
(尾崎定重)Related posts