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早いもので、平成28年も3月となりました。
暦の上では春とはいえ、北陸・富山の3月は、まだまだ雪に油断できません。
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さて、2月は、3日「節分祭」・11日「紀元祭」・17日「祈年祭」のお祭りや催し物が各社で行われ、祭り月でもありました。
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ここで、「節分」といえば、疑いもなく「2月3日」という方も多いのではないでしょうか。
一年は立春・立夏・立秋・立冬を節目として四季に分かれ、それぞれの前日が「節分」となります。
つまり、本来、年に四度ある節分が、冬から春へと移る立春前日の節分のみが特に強調されて、現在のかたちになっていったようです。
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また、立春は旧暦では正月節にあたり、新しい年を迎える時なので、節分を「年越し」という地方も多く、民俗学では、一年の境目であるがゆえに福の神も鬼もやってくるとし、この日に追儺や豆撒きが行われると説いています。
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2月3日、県下においても、神主や住職、或いは年男・年女の方々によって、賑やかに豆が撒く様子がテレビや新聞報道で多く見かけました。
豆を撒く際の掛け声というと、「鬼は外、福は内」が一般的ですが、奈良の金峯山寺では「福は内、鬼も内」と唱え、全国から追われてきた鬼を迎え入れるのだといいます。
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豆撒きの他には、氏神のお宮さんへ豆を持って行き自分の年の数をだけを供えたり、イワシを食べてその頭をヒイラギと共に玄関口に挿したり、または豆を焼き、その焼け具合で一年の天候を占う豆占いなど、節分の行事について調べるときりがないほど出てきます。
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ちなみに、私の奉仕する射水神社では、年男・年女、厄年の男女に「福男」・「福女」の役をお務めいただいており、本年も「鬼は外、福は内」と声高らかに唱えながら豆を撒き、一年の開運や健康を祈念しました。
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