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Archive for 10月, 2015

高岡市護国神社秋季例大祭に奉仕して

    今春、国指定史跡に登録された高岡城跡、二の丸・椿山に高岡市護国神社は鎮座されています。
    当社は現在、同じく高岡城跡の本丸に鎮座される射水神社の末社としてお祀りされておりますが、昭和8年、椿山に招魂碑が建立され、同10年12月に高岡市招魂社として竣功いたしました。 その後、昭和26年の高岡産業博覧会の際など、射水神社境内に「志貴野神社」として祀られた時期もありましたが、同27年に高岡市護国神社と改称、同37年には再び椿山に社殿が造営されて今日に至っています。
    また、高岡城跡は「高岡古城公園」として、県民の方々の〝 憩いの場 〟となっている他、「日本さくら名所100選」に選定されており、春には満開の桜花が美しく園内を彩ります。 高岡市護国神社前で咲き誇る桜も見事で、程近い朱色の鮮やかな駐春橋から眺める風景も人気の撮影スポットとなっています。
    さて、高岡市護国神社の春秋の例大祭は、高岡・新湊支部神職合同の奉仕によって厳修されておりますが、大東亜戦争終結70年という極めて意義深い節目の年にあたり、過日10月8日に斎行された祭典では、射水神社の松本正昭宮司はじめ高岡新湊管内の神職に交じり、我々富山県神道青年会より会長、二宮副会長、野上理事が奉仕されました。
    当日、献幣使と随員、慰霊会会長や、多くのご遺族の皆様が参列される中、会長は祭員として前導を務められ、二宮副会長と野上理事は、奉賛会及び当会よりの幣帛が納められた辛櫃を奉舁し、祭員としても奉仕しました。
    例年、富山縣護國神社の大祭に唐櫃奉仕をする私達でありますが、当然、高岡市護国神社での辛櫃奉舁・祭員奉仕は当会として初めてであり、奉仕いただいた会員よりは「大変よい経験となった」や「日頃務めることのない所役で貴重な機会となった」などの感想が寄せられ、会員自身の意識向上につながったように感じます。
    3576柱の御霊をお祀りしている高岡市護国神社には、朝夕のお参りも絶えません。 次世代へ歴史を語り継ぐ使命が我々にはあります。改めて英霊への感謝と追悼の誠を捧げ、その使命を果たすべく、日々の神明奉仕に努める所存です。

(田中天美)

高岡市護国神社

満開の桜

 

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