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小松航空自衛隊基地を見学して

去る10月7日、来年度開催予定の事業の下見を行いました。

まず、基地では広報の方より航空自衛隊の組織・航空機に関して説明があり、今日の国防状況や日々の仕事について、普段知る事の出来ない貴重な内容でした。

小松航空自衛隊基地を見学して

次に基地内の滑走路を一望できる所から、航空機を見学させていただきました。航空自衛隊という事もあり、写真撮影は一部禁止されておりましたが、比較的自由に写真撮影・航空機の見学させてもらいました。

小松航空自衛隊基地を見学して

航空機の発着、整備員の働き等を見て、自衛隊員が日夜、国防の最前線に立たれている事を再認識致しました。

来年度の見学の際には、充分な知識を身に付け、参加する子供達にもわかりやすい説明、案内が出来るようにしたいと思いました。

小松航空自衛隊基地を見学して

(辻林秀嗣)

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「菅笠伝承支援活動」~菅農家との懇談会を経て思うこと~

過日8月20日(木)、菅笠の保存・伝承に尽力されておられる城山孝様をはじめ、菅農家の皆様に貴重なお時間を頂戴し、菅笠の歴史や、菅の栽培について講義をいただいた。また思いもよらず急遽、菅笠の実演をいただき、大変有り難い機会となった。

 

越中・富山の「伝統工芸」について、読者投票でランキング付けをした「第5回 とやまキトキト100選」(北日本新聞 平成26年6月1日記事を参照)によると、第1位は井波彫刻、第2位は高岡銅器、そして第3位に「福岡菅笠」がランクインしている。

真夏の菅の刈り取りとなれば、必ずと言っていいほど、新聞紙面に取り上げられ、また今年にはイグサ刈り機を改良した機械の導入を試みられるなど、菅の保存・継承に向けて、その気運は高まりつつあるものと感じる。

菅農家の方々との懇談会を通して、富神青が考える問題の所在は以下の5点である。

イ、対 行政

ロ、広報手段

ハ、後継者不足

ニ、越中福岡と摂津深江

ホ、実働支援の在り方

「イ」・「ロ」に関わる事柄として、高岡市では『越中福岡のスゲ栽培マニュアル』(平成25年3月刊)を発行されるなど、より細やかな支援体制の構築を目指し、菅栽培振興政策を展開されている。しかし、これからの未来に向けてどのようなビジョンを描いておられるのか解りえない部分もあるので、次は行政側にもお話を伺いたい。

「ハ」は、今に起こったことではなく、長年懸念されてきたことである。農家は70、80代の方が多く、菅の栽培は重労働を伴うものであることから、最も差し迫った問題である。

「二」は、菅の産地としては越中福岡の他に、摂津国(現、大阪府)の深江が知られており、後者にあっては古来より神宮式年遷宮の御神宝・菅御笠と菅御翳を調進されていることでも有名である。機会があればぜひ訪れたい地である。

「ホ」は、当会でも一昨年7月に菅の刈り取りと天日干し作業を体験し(詳細はブログを参照)、同様の取り組みは、高岡市でも体験事業を展開しておられる。確かに貴重な体験ではあったが、果たして菅農家の方々に対して、どれ程の力になれていたのだろうか。ただ関わるだけでは何の解決にも助けにもならないため、実働支援のあり方はよくよく考えなければならない。

以上、縷々述べたが、神職として、また越中に住まう者として、郷土の誇りある「菅」を守り伝えて行くべく、今後も活動を続けていきたい。

(田中天美)

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東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)

8月4日(月)・5日(火)、北陸神道青年協議会では初めてとなる、福島県警戒区域解除地区神社での東日本大震災復興支援活動を行いました。

◇実施神社:福島県双葉郡浪江町鎮座 諏訪神社 木幡輝秋宮司

今回の復興支援活動は「心の復興」と「神社の復興」を目的に、4日は福島県神道青年会の皆様と懇親を深め、5日は地震で倒壊した本殿の解体作業に全力を尽くしました。

4日の懇親会では、福島県神道青年会の会員有志より心温まる「おもてなし」をいただき、隣同士の「東北」と「北陸」が共に結束を深め、共に復興に向け歩む事を確認する貴重な場となり、5日の活動では前日の勢いそのままに解体作業が行われ、当初、本殿のみの解体作業ではありましたが、瞬く間に作業が進み、拝殿の解体も続けて実施しました。

これも偏に、これまで北陸の先輩方が築き上げられた「復興に強い北陸」が実を結んだ結果だと思います。

結びに、今復興支援に参加いただきました北陸の会員をはじめ、復興に向け忙しい時間を割いて段取り下さった福島県の皆様に厚く御礼申し上げます。

(長谷川宏幸)

東日本大震災復興支援活動(北陸神青協) 東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)
東日本大震災復興支援活動(北陸神青協)

神社神報より(平成26年8月18日)

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東山神社復興支援活動

7月19日深夜から20日未明にかけて県内を襲った記録的豪雨は、大きな被害をもたらした。なかでも観測史上最大の雨量を記録した魚津市の被害は大きく、市内各地で土砂崩れが相次いだ。

魚津市東山に鎮座される東山神社(田代真章宮司)では、本殿裏の土砂崩れによって社殿がことごとく倒壊し、御神体も土砂に流されてしまった。復興支援のために現場に到着したときは、被害状況が予想以上に酷く、言葉を失ってしまうほどであった。

東山神社復興支援活動

当神社は、保元年間に創祀され、大正3年(1914)に近隣の7社を合祀して東山神社と改称されたお社で、全国の神社で唯一、山崩れ止めの神である「壊止大神(くずれどめのおおかみ)」をお祀りしている。

神社近辺には、民家が立ち並んでいたが、人身や民家への大きな被害や損害はなく、近隣住民の方々は「神様が守って下さった」とおっしゃっていた。

7月24日、富山県神道青年会では、東山神社周辺の復興・復旧作業に取り組んだ。

東山神社復興支援活動

流された御神体の捜索に重点を置き、本殿が流されたと考えられる地点での作業では、捜索の結果、御神体7柱を掘り出し、発見することができた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

前日までに掘り出された御神体と合わせて18柱の御神体は神社近くの東山公民館に運び込み、室内の一角を壁代等で装飾し、安置した。また同日夕刻よりは、氏子の方々のご参列のもと、東山神社の田代宮司と寺田祢宜、そして、我々青年会の会員によって仮遷座祭を斎行。4名の氏子さんには、氏神様の御魂をお遷しする際の絹垣を奉持いただき、仮の御座にお鎮まりをいただいた。

東山神社復興支援活動 東山神社復興支援活動

最後に、山浦尚(やまうらたかし)東山区長が「多くの御神体が家の近くで見つかった。私たちを守ってくださった」とあいさつし 、氏神様にあらためて感謝した。

(魚岸一弥)

東山神社復興支援活動

北日本新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

富山新聞より(平成26年7月25日)

東山神社復興支援活動

神社新報より(平成26年7月28日)

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平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

平成26年7月3、4日に北陸神道青年協議会研修会が、福井県は武生にて開催され、当県より六名が参加した。

平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

越前国府の置かれた武生を中心とする南越地域は古くより、ものづくり一大産地として重きをなされ、和紙・打刃物・漆器・酒造など伝統産業が盛んな土地柄で、匠の技による伝統的ものづくりが連綿と受け継がれている。

そこで、〝 「匠」~伝統の新たな価値創造を願って~ 〟をテーマに、匠たちがどのようにそれぞれの伝統文化を守り、継承しているのかを学び、我々神職も同じように祭祀・神事芸能を守らなければいけない立場において努力の歩みをどのように進めるべきかを考える、といった趣旨のもと開催された。

<第一講>

講 師:合資会社加藤吉平商店 代表取締役 加藤団秀 先生

テーマ:夢は正夢~世界に飛躍する「梵」ブランド~

平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

先生には自社のお酒の説明、そして国外へ輸出する際には実際に現地に赴き、そこの土地の食べ物と合わせてお酒を飲んでもらう、それがお酒の楽しみ方であるし、お酒の味もわかる、神社も同じで参拝してもらい、そして何かを感じてもらうと…。

日本酒はどこの国へ行ってもどの食べ物にも合うお酒であり、ワインであれば赤白によって合う合わないの食べ物があるが、日本酒にはそれがない。 さらに和食というのは、どこの国のお酒にも合う優れものであると説明された。

今現在では世界の料理は和食基準になってきているそうで、料理の出し方がまさに和食ということである。

そして先生は海外へ出向く中で、「感謝の心」が一番大事だと気づかされたという。想いをしっかりと表現することが大事と仰せられた。

お酒を説明する場を設けてもらって〝 ありがとう 〟という心、これが自然とでるようになったと話された。日本人は否定からはいってしまうので、皆さんには人一倍感謝の心をもって神様・参拝者に接してほしいと締められた。

<第二講>

講 師:アートディレクター サスガ代表 林直岳 先生

テーマ:御守とアートの融合

平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

NTTドコモのお財布ケータイのロゴマークや、ネクスコ中日本のネオパーサのロゴマークなどをデザインされている先生は、御守収集家「オマモニア」としても知られており、約20年間で2,148体の御守を収集されたという。

そして、ただ集めているのではなく、その神社の由緒や地域性を調べてから、神社へ参拝し御守を求め、特に神社の由緒等にあったもの、土地柄あった御守があるかないかを気にされながら収集をされている。

オマモニアとして、現代の偉人の御守があれば嬉しいという。

そこで以下に例を挙げると…

例)アイフォン等で知られるアップルの設立者スティーブ・ジョブズが作った初期のアップルのパソコンのかけら等を御守に入れる。

その業界の憧れの人の物を入れることによって、より愛着が沸くのではないか。また御守は一年に一度替えるものであるが、御守袋はそのまま使用し、親から子へ、子からその子へ受け継ぐ、そのほうが重みがあるのではないか、神社とその人との結びつき、家の中での結びつきが強まるのでしょうか。

<第三講>

講 師:石川製紙株式会社 代表取締役社長 石川浩 先生

テーマ:神と紙~「信仰」と「ものづくり」~

平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

越前和紙の成り立ち…

その昔、岡太川に女性が現れて紙漉きの技を里人に教えた。「だれぞ?」と尋ねると、この川上に住むものと答え忽然と立ち去った。それ以来里人は紙漉きを生業とし、女性を川上御前と崇め、岡太神社に祀ったという伝承が始まりであるらしい。

古来、紙というものは大変高級品で手に入りくいものであったそうだ。

よって、一度かいた紙を漉きなおして使いまわす方法が一般的だったようで、古文書等ふるい書物で原本が残っているものはほぼないという。

漉き方にも技法がたくさんあり、墨流し、漉き込み、漉き出し、透かし、落としかけ、漉き掛け等があるが失われた技法もあり、先生はなんとかして作りたいと熱く語られた。

時代にあった物をつくり、そして使われる。これこそが伝統を受け継ぐ大切な一つであると…。

感謝の気持ちで常に奉仕をし、しっかりと神社の伝統を守り繋ぎ、そして神社側だけの満足で終わるのではなく受け手、氏子参拝者が気持ちよくお参りできるように努めたいと思う。

平成26年度 北陸神道青年協議会研修会

(林貞文)

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教養研修会

富山県神道政治連盟富山県本部青年隊研修会並びに富山県神道青年会教養研修会開催報告

6月9日(月)から6月10日(火)の2日間、東京にて研修会を行いました。

先ず、第1日目は富山県神道政治連盟富山県本部青年隊研修会を行う為、午前5時に集合して富山から東京へ、車2台で会員8名が出発しました。関東地方梅雨入りのニュースを聞きながら、眠気を振り払いながらの旅でした。

順調に東京へ到着、まずは富山県神道青年会との繋がりが深い富山県選出の衆議院議員 田畑裕明先生のご依頼で、衆議院議員会館田畑事務所にて、神棚奉鎮祭をご斎行いたしました。

祭典奉仕は、斎主を議員会館の氏神である赤坂の日枝神社 権宮司の宮西修治様、副斎主は当神青会事務局長であり、田畑先生の地元氏神神社神職である嵯峨芳紘氏、伶人は当会員 林貞文氏にお願いいたしました。

教養研修会

神棚に祀る神宮大麻と日枝神社神符は日枝神社で、氏神神符と神饌及び準備品は富山県より持参して祭場を舗設し、田畑裕明先生の手で御神符を神棚へお納めいただき、田畑先生の国政でのご活躍とご安全を祈念いたしました。

教養研修会

次に、参議院議員の有村治子先生を講師にお招きし、議員会館の会議室にて「神政連が取り組む諸問題」について貴重なお話しを座談会形式にてお聞きしました。

教養研修会

田畑先生もご同席いただいて、会員の疑問や政治の現状などをお聞きして、短い時間ではありましたが充実した内容の研修でした。その後、橘慶一郎衆議院議員、堂故茂参議院議員などの富山県選出議員の先生方へご挨拶に伺い、国会議事堂内視察をいたしました。

教養研修会 教養研修会 教養研修会

第2日目は富山県神道青年会教養研修会を行うにあたり、日本文化興隆財団へ集合いたしました。

日本文化興隆財団の「日本の神話」伝承館を研修会場とし、講師として國學院大學神道文化部講師 金子善光先生をお招きして神葬祭の祭詞等についてご講義いただきました。

日本文化興隆財団の「日本の神話」伝承館では、作家・日本画家の故・出雲井晶氏より寄託された日本神話絵画全70点を常設展示しています。

その神話を描いた絵画に囲まれて講義を受けるという貴重な体験をすると同時に、神葬祭祭詞作成の重要点を金子先生独自の語り口調と体験を織り交ぜて、非常に興味深い講義となりました。

全日程終了後、途中梅雨の悪天候に遭いながらも全員無事に富山へ帰ってまいりました。

短い日程の中、自らの研鑽材料とするべき貴重な経験を積み、次の活動への準備をも調えることの出来た有意義な研修会になったと考えます。

(瀬戸謙明)

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第6回 富山県神道少年団

3月28日、富山市呉羽町鎮座の姉倉比賣神社にて富山県神道少年団が開催された。

第6回 富山県神道少年団

第6回目となる今回は(公益社団法人)日本シェアリングネイチャー協会の萩原裕美さんを講師に、〝杜で遊び・学ぼう〟をテーマとして、自然に親しみ・感じながら遊ぶ「ネイチャーゲーム」を行った。

第6回 富山県神道少年団

姉倉比賣の大神様に参拝の後、「富山県神道少年団三つの誓い」を元気良く奉唱し始まった。

ゲームは、自然の中に隠れている人工物を見つけ出す「カモフラージュ」や、先生が境内で用意した同じ草花を探し出す「宝探し」、気に入った風景にフレームを取り付ける「森の美術館」など、身近にある鎮守の杜の自然を感じられるもので、仲間と協力しながら楽しい時が流れた。

第6回 富山県神道少年団

特に「カモフラージュ」では、答え合わせで先生が置いた以外の物(例えばゴミ等)を見つけた子供達にはボーナスポイントをあげ、ゲームを通じて自然を保護する大切さをお教え頂いた。

第6回 富山県神道少年団

また、お楽しみの「白玉団子作り」を行い、思い思いの大きさ、甘さの団子を味わった。

第6回 富山県神道少年団

結びに、「楽しかった」と御礼を言いながら帰る子供達の背中を見て、今後も新たな企画・発想で「お宮さん」を大切にする心と体を育む、この「少年団」を継続する必要性を改めて実感した。

第6回 富山県神道少年団

(辻林秀嗣)

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卯月一六会「会員懇親会」

4月26日、砺波市で会員懇親会が行われました。

懇親会に先立ち、参加者は砺波市野村島ご鎮座の桑野神社(野村泰則宮司)を訪問いたしました。

松尾会長に合わせて再拝二拍手一拝を行った後、野村宮司様から社名の由来やご鎮座地に関するお話をいただき、伝統あるお社の歴史を知ることができました。

卯月一六会「会員懇親会」 卯月一六会「会員懇親会」

その後、懇親会会場である「花みづき」に移動し、宴席が始まりました。あちこちでそれぞれの話題に華が咲き、今年も楽しいお酒になりました。中締めでは、神青会を卒業される方へ記念品が贈呈され、参加者から拍手が送られました。

卯月一六会「会員懇親会」

私は普段、神青会の行事や仕事に参加しておらず、そもそも父に任せきりで白衣に袖を通すことも多くありません。

こういった機会に皆さんとお話をすることは、楽しみでもあり、この上ない勉強とも思っております。

(井頭士彦)

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